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職人の絃交換

絃の交換について

 絃の交換は意外と難しい。
 
 当工房では、絃を購入された方に、技術の詰まったプロの絃交換を無料でサービスします。
 ♪ 安心して演奏できる
  ♪ 音が合わせやすい  
  ♪ 音がよくなる     
 そういう絃交換には、たくさんのポイントがあります。
 楽器がきちんと調整されていれば、ポイントを確認しながら絃を替えると、
 絃を替えた効果が100%近く発揮されます。
 逆に言えば、適当に絃を替えると、絃を替えたことで駒が倒れやすくなり、
 結果として反対に音が悪くなることもあります。
主なポイントは

◇ペグ  ・・・ 4ポイント
 ◇上ナット・・・ 2ポイント 
 ◇駒   ・・・ 4ポイント  
絃交換のために1時間程度、楽器をお預かりします。
新しい絃を張ると、絃が伸びて、駒が指板の方に倒れていきます。
1時間後、もう一度駒の足が表板にぴったりつくように直します。
そうすると表板にちゃんと響きを伝えることができます。
 ● よく見る悪い絃の張り方

・駒が前後、左右(1番線側や4番線側)にずれている。
    前後とは、指板側や、テールピース側のこと。
    左右とは、1番線側や、4番線側のこと

・駒が指板の方に倒れて、駒の足が99%表板に接着していない。

・絃の巻きが重なって、ペグに団子状にまいてある

・絃の先がペグの穴から5mm以上出ていない。

・絃がまっすぐになっていない。上ナットから左右に曲がっている

・絃の穴をふさいでない。

・絃が駒の刻み、溝にのっていない。